ゆりおろぐLIFE

エッセイと日々の活動。

港でカップラーメン。真鶴移住体験6日目

朝寝坊

こちらに来てから、寝てばかりいる気がする。

外を歩くと気持ちがよくて、帰るとすぐ寝てしまうのだ。

 

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今朝は遅く起き、朝ごはんを食べたらまた寝てしまった。

合間に見たチャーリーとチョコレート工場がすばらしかった。

 

 

コミュニティ真鶴

地域の人が憩うコミュニティカフェ、コミュニティ真鶴に出かけた。

一年前にふらりとここを訪れ、移住体験のことも知ったのだ。

 

雑誌を読んだり、セルフサービスのお茶やコーヒーを飲んだり。

のんびりしていると、中学生らしき女の子2人がやってきた。

彼女たちの座る席から、何やらいいにおいがしてくる…

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「ずずっ」といういい音とともに、漂ってくるのはカップ麺の匂い。

 

なんて君たちはいいものを食べているんだ…

 

カップラーメンが無性に食べたくなった我々。初対面の彼女たちに「ちょっとおくれよ」とは言えないので、コミュニティ真鶴を後にすることに。

 

草柳商店にて

せっかくだから、景色の良いところでカップラーメン食べたい。食べたい。今食べたい。

選択肢は3つ。

 

①セブンイレブンでカップ麺を買ってお湯を入れ、早歩きで海を目指す。

②お湯のポットを持ってくる。

③港でお湯を沸かす。

 

結論の出ぬうちに、我々はどんどん腹が減ってきたし、酒屋・草柳商店に着いてしまった。

 

そういえばここには割となんでもある。夕方以降は居酒屋と化しているこのお店。

そうだここで買ってしまえと夫が言い出した。

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「港で食べたいのです」

草柳商店の看板おばあちゃんことあーちゃん氏にそう伝えると、

「お湯はどうするの」と聞かれたので、

「お湯ください」と言う。

 

「そうでしょー。沸かしてこなきゃ」

 

酒屋でカップラーメンを買ったのも初めてだし、コンビニでもないのに「お湯をくれ」と図々しく言ったのも初めてだ。でもなんだか頼んでもいいような気になってしまう。

 

いつもよりちょっと図々しく人に甘えてしまう、それは草柳商店のおばーちゃんの魔法なのかもしれない。

ついでにお箸ももらった。

 

港でカップ麺しよう

おばーちゃんとのおしゃべりもそこそこに、若干のびたカップ麺を持って港へ歩いた。

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港って言ったって、そんなに綺麗な場所ってわけじゃないし、磯臭いだろうし、そんなところで食事したっておいしいのかしらって思ったらおおまちがい。

 

港で食べるカップ麺は、さいっこうに美味しい。

 

波がザザー。ラーメンずずー。波がザザー。鳥がヒューロロロ。ラーメンずずーである。

 

平日昼間の真鶴港。うろうろしているのは我々と、鳥と、釣り人くらいである。

 

汁も捨てるわけにいかないので全部飲んだ。

大変、ごちそうさまでした。

景色もいっぱい、ごちそうさまです。

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帰りに、高橋水産に寄って、さばのみりん干しを買った。

 

草柳商店のおばーちゃんが、「私の昼ごはん高橋水産の鯖のみりん干しー」と言っていたからだ。

高橋水産の干物はどれも美しい。いつでもここに買いにきたい。

 

 

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真鶴は人が良くて環境がいい。気まぐれに散歩しているだけで外で誰かとおしゃべりができて、綺麗な景色を見ることができる。

ぷらぷら「港でカップ麺」できる幸せよ。

 

真鶴 (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

 

 ↑草柳商店が、「港近くの酒屋さん」として小説に出てくるらしい!たのしみ