ゆりおろぐLIFE

エッセイと日々の活動。

まぶたってどこまでですか?〜ファンケルのパーソナルメイクレッスン受けてみた。

わたしは鏡の前にいた。メイクを終えて鏡をみると、そこには見たことのない美しい大人の女性が映っていた…。

 

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メイクを習ってみたい

ザギンに来た。

 

妊娠出産育児で薄暗い穴にこもっていたこの数年、髪はほつれっぱなしまゆ毛はバサァと生えたままであった。

 

しかし、そろそろ働こうと思う。まだ仕事も決まっていないが、このフェーズを盛り上げていきたい。そのためには、なんといっても身繕いが大事だろう。きれいなシャツとコンサバティブなスカートはすでに手に入れたので、次は顔だ。そうだ化粧を習おうと、思い立った。

 

化粧は嫌いな人もいるようだが、私は好きだ。ベースメイクで肌のムラが均一にならされていくのは美しいと思う。アイラインで強調された黒目は可愛いと思う。

 

けれどこれまで一度も化粧の仕方を習ったことはなかった。雰囲気で化粧をしていた。

でもまゆげをはっきり描く勇気はないからパウダーアイシャドウだし、口紅は直接唇にぐりぐり塗っているし、なんなら化粧は薄い方が勝利だと思っていた。

 

しかし、雰囲気だけでやるのは勿体無いのではないか。この先の人生、明確な意思を持って眉毛を描きたい。不自然な眉毛を恐れない心。そしてアイシャドウに何の意味があるのか、どこまで塗るのがいいのか、きっちり理解してのぞみたい。わたしにどんな色が似合うのか、かわいくなる方法を知りたい。

 

というわけで、訪れたのは銀座はファンケルスクエア。

パーソナルメイクレッスンがあり、会員になれば2000円で受けられるのだ。

90分の個人レッスンだぞ?安い。しかも銀座だし、セレブで特別な気分が味わえそう。 

 

私は実用とミーハーをかねてファンケルスクエア4階のカウンセリングスペースの扉を開けた。

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(浮ついていたので写真を撮り忘れた。上の写真は公式サイトのもの)

 

いざ体験 

カウンセリングシートの記入

メイクの悩みや教えて欲しいことなどを書く。

普段の化粧で隠しきれないあれやこれやを、ここにはかけない人様には言えないあれやこれやを記入した。

 

メイク落とし

パウダーかオイルを選べる。

私はいつもオイルなので、パウダーを教えてもらった。いつも20秒で終了なのに、こんなにゆっくり洗顔するのはいつ以来だろう。すっぴんになり、悩みも晒し、心も顔も裸状態である。

 

スキンケア

個室に移動して、いろんなものを塗られた。美白したいとかしみがきになるとか悩みに合わせて塗ってくれるらしい。私は図々しくも「特に悩みはない」と言ったが、美白のものを塗ってくれたようだ。

 

メイクアップシミュレーション

「どんな顔になりたいですか」と聞かれて、

とっさに、石原さとみが思い浮かんだ。

 

しかし私は石原さとみの顔が好きなのであって、化粧のことはよくわからない。口にするのは憚られて、もごもご言っていたらお姉さんが機械を貸してくれた。ポイントメイクシミュレーションと言うらしい。

 

自分の写真を撮影し、画面上で口を赤くしたり頬を桃色にしたりオレンジにしたりできる。

フェミニンなピンク系、明るいオレンジ系、女っぽいローズ系などどんな雰囲気のメイクが似合うか試すことができるのだ。

 

しかし、画面上ではべたっと色を乗せてくれるだけなので不自然が過ぎた。どれも石原さとみではなかったし、しかもどれも似合わなそうな気がしてきた。静かにそっと画面を閉じた。

 

店員さんと相談し、「濃いめの口紅に挑戦したい」ということを伝えていくつか選んでもらった。

 

メイク

下地やファンデーションを塗ってもらう。だんだんと…肌が…陶器のような質感になってきた…いつもはBBクリームを塗って終了なのに…こんなにもこんなに塗るのか…何層にもわけて…

 

だんだん鏡を見るのが気恥ずかしくなってくる。

 

今回は顔の半分を店員さんにやってもらい、残り半分を私が習いながら化粧するというコースだったのだが、私は基本がわからない。

「アイシャドウをまぶたに塗りましょう」と言われても、

「まぶたってどこまでですか?」などと聞く始末。

 

しかし、積年の疑問をぶつけることができて良かった。

なお、まぶたは眉の下あたりの骨の出っ張りまでであるそう。

 

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まゆげの真実

次は鬼門のまゆげである。

「まゆげで何か悩みはありますか」と聞かれたので、

これまでの生涯一度も左右対称に描けたことがないということを伝えた。

 

店員さんはしばらく私のまゆげを見つめた後、こう言った。

「左のほうが毛量が多いですね」

 

衝撃の事実であった。まゆげなんて左右同じだろうと思っていたのに、片方だけふさふさ生えてしまうなんてことがあるのだ。

さらに、「左の眉頭が短い」という指摘があった。これが原因で、左右ががたがたの眉毛になっていたようだ。

 

今後は「左の眉頭を書き足し、右眉は左の毛量に合わせて太さを足すべし」という結論に至った。

このような顔の再発見ができたということだけでも、来た甲斐があるというものだ。

 

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濃いめの口紅をつけてみたい夢

濃いめの口紅がどうも見合わないという悩みがあった。どうも浮いてしまうので、ついついいつもベージュやコーラル系ばかり。「濃いめの口紅が似合うようになりたい」というのはひそかな夢であった。

 

ドキドキしながら店員さんと相談。色は、春らしいストロベリーなローズをチョイスした。

 

コツは、口周りをコンシーラーすることだそう。肌の色を整えることで口紅が映えるそうだ。さらに、リップライナーで縁取ってから塗る。

リップライナーで縁取ると、唇が「ここが唇です!」という感じになった。ぷっくり立体的になった。控えめに言って、深田恭子を5で割ったくらいのかわいい唇になった。

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ひととおりメイクもしてもらって、仕上がりは大人っぽかった。

 

まるで大人の女性みたいだ…

 

いつも「学生かと思いました」と言われていた私の顔、垢抜けない私の顔は、リップライナーと眉毛、コンシーラー、いく数年ぶりのビューラー&マスカラで、相当盛れていた。

鏡を見ると笑いが止まらない。

 

だれやねん…

ぷくく…

 

化粧って、しっかりすると大人っぽくなるものなのだなあ。

 

感想

ファンケルのメイクレッスン、結構いいぞ。

顔と向き合う時間、結構いいぞ。

その日の顔の出来具合は、自信に直結するので、日頃の悩みをひとつひとつ聞けたのは良かった!メイクの基本も習えて良かったな。

 

購入したもの

私にしては相当買ったぞ

 

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赤ん坊がいてもなんとかトライできそうなものを選んだ。

・リップライナー

・リップブラシ

赤茶色のピンクブラウンのアイライナー

・コンシーラー

・アイブロウペンシル

 

レッスン後1週間の感想

とにかくリップライナーは大活躍している。

化粧をほとんどしていなくても、リップラインをひいて薄いピンクのリップを塗るだけで「子育てでくたびれたお母さん」から「きちんとしたお姉さん」に変身!口元って大事なんだなあ。テンションも上がるのでほとんど毎日使用している。

 

他のコンシーラーやアイライナーは、よりテンションを上げたい時に使っている。

 

なお、アイブロウペンシルは買って一週間で無くし捜索中である…

 

 

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 無いなりに、アイブロウパウダーで左の眉頭を書き足したりして、レッスンでの教訓を生かし充実した眉毛ライフを送っている。

 

眉毛をしっかり描くと、きりっとして自信のある顔つきになってよい。

 

 

ファンケルのパーソナルメイクレッスン、なかなか良かった。予約枠が少ないので早めにみておいた方がよいと思われる。

https://www.fancl.jp/ginza-square/beauty/counselling.html#topics

 

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