GWの洞穴
全ての戦いには終わりがある。
降り続く雨はやがて止むし、長い夜もいずれ朝が来る。
そう…10連休という名の長い時間も終わるのだ。
この10連休。
普段幼児を預かってくれている保育園が休みのため、幼児は24時間常にそばでやりたい放題していたし、
普段夫を預かってくれている会社も休みのため、夫は24時間そばでうろうろしていた。
そして普段から家でうろうろしている私もおり、家族は全員一緒に過ごすこととなった。
そのうえ義父母が来訪し、そのお世話もすることとなった。
「これこそ休み、家族一緒が一番!」
そうそういう気持ちも30mlくらいはある。
しかし時間が経つにつれ、わたしの体はだるく重くなっていった。
朝になるとだるさでなかなか起きられず、目覚めは憂鬱。暗い洞穴の中でうずくまっていたい。火を灯してそっとミステリー小説を読ませてほしい。それが無理ならずっとマインスイーパしていたい。虚ろな目で過ごさせてほしい。
自分では原因がよくわからなかったが、今ならわかる…
家族全員ずっと一緒なのつらい。
1人の時間がない。
1人の時間がないってどういうことかというと、24時間を役割と責任が埋めてくるということである。母であり妻でいなくてはならないということである。
いや、いつも自然体でいられる人もいるだろう。
でも幼児が危ないことをしそうだったら止めに入るし、褒めてほしそうだったら笑顔を作るし、夫がいればなんとなく気を使ってしまう。別に家事も最低限しかしなかったが、それでもそのままでいられない。アホで暗くて腑抜けの私でいられない。なんか一生懸命の私になっちゃう。
セブ島に行けば楽しいと思う。バーベキューやキャンプに行ったらいいと思う。普段行けない場所に行くのは良いと思う。
でも家にずっと一緒なのはつらい。
結論、連休は旅行すべき。
カネがなくてもできるレジャーについての研究推進が待たれる。