ゆりおろぐLIFE

エッセイと日々の活動。

大人もかぶりつけ!楽しい手づかみ食べレシピ

大人だけど幼児のような手づかみ食べをしてとてもよかったのでメモしておく。

 

先日、こんな記事を読んだのだ。

 

手づかみ食べ

(以下、引用)

離乳食といっても、ドロドロにすりつぶした食材を「あーん」で与えるのではなく、子どもたちの発達に応じてつかみやすい形状に変えています。ニンジンやダイコンは、縦に四つに切ってスティック状にします。タマネギは半分に切ってそのまま土鍋に入れます。そうやって大きめに切った野菜を土鍋でコトコト煮込み、赤ちゃんの舌でつぶせるくらい軟らかくするのです。(引用おわり)

 

 【ママ朗報】子どもは「手づかみ食べ」でいいんです : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/4

 

乳児は生後6ヶ月ごろから離乳食を食べはじめるらしい。

その際、無理にスプーンやフォークを使わせないで、手づかみでもりもり食べさせよう!という話。

「こぼさないように」「汚さないように」親が食べさせてあげるのではなく、自分でつかんで食べられるよう工夫するというのが面白い。

 

なんだかすごく好きな記事だ。

 

(引用)子どもが小さいうちは、味つけはしません。野菜本来の味を覚えさせるためです。月齢が進むとコンブや煮干しのだし汁で煮たりしますが、あくまでも薄味を心がけています。特別な味つけをしなくても、子どもたちはタマネギ半分をペロリと食べてしまいます。(引用おわり)

 

とっても、とっても、おいしそう。

記事の中で出てくる写真も、顔にいっぱい野菜のかすをつけながら、もりもり動物的に食べる子どもの様子が写っていて、見ているだけで元気が出てくる。食べる意欲が旺盛で、生命そのものという感じがする。

 

 

 

大人だけど手づかみ食べしたい

 

子どもの頃、「食事の時間がめんどうだなあ」と思っていたことがある。

 

親の決めた時間にテーブルに来て、きちんと座らないといけないし、ひじをついてはいけないとか、お箸をきれいに持たないといけないとか、「してはいけないこと」が沢山あった。

 

実家の食事は美味しかったし、マナーも大人になったら当たり前のことだけれど、当時は「親にマナーをチェックされながら食べる」のがストレスだったのだろうなあ。

祖父母もいたので、気にしなければいけないことが多かった。

 

 

ご飯を味わう、美味しく食べる、お腹を満たす、「食」そのものとは別のところで、「食事」は面倒なことをともなうのだな。

 

 …ということで、私は大人だけど手づかみでもりもり食べたい!

記事を参考に、作ってみた。

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レシピといえないレシピ

 

○材料(大人2人分)

・大根…10㎝

・にんじん…5㎝

・玉ねぎ…1個

・水

 

○作り方

①野菜を切る。今回は大根を手づかみで食べたいので、スティック状にする。

②鍋に①を入れ、水をたっぷり入れる。

③1時間ほど煮込む。柔らかくなったら出来上がり。

④20分ほど放置して少し冷ます

 

ほどよくあたたかい大根、できあがり。

 

感想

結論から言うと、とってもとっても、美味しい!

まず、スプーンで食べてみた。

 

大根が簡単にくずれた。味は全く問題がない。塩胡椒など入れない方が良い。

大根と玉ねぎの甘さが体に染みわたる…

 

次にがまんできなくなり手づかみで大根を食べた!

お お おいしい!

だいこん!おいしい!

なんだろう。

 

美味しいだけではなくて、なにか快感があった。

スプーンで食べようとするとすぐにくずれたやわな大根。手だとしっかり掴めた。

煮た大根を手で触ったの、はじめて…

 

にぎってかぶりつく。

 

じゅわっと大根の甘さとスープが広がる。

 

「かぶりつける」というのが快感だったのかもしれない。

触ったのが気持ち良かったのかもしれない。とにかくスプーンで食べるよりずっと美味しかったのは確かだ。そしてとても刺激的な体験だった。

 

頭がおかしいと思われるかもしれないが、大人でもぜひ手づかみ食べの快感を経験して欲しい。

 

ちなみに夫にも同じものを出したが、黙ってスプーンで食べていた。

こんなに気持ちの良い食事をしないなんて、どうかしてるぜ!尚、手は汚れます。

 

 

 

 

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか? (IDP新書)

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