ゆりおろぐLIFE

エッセイと日々の活動。

最高脱力系スマホゲーム、ゆるゆる劇場クラシックと私。1の攻略とつっこみどころ

ゆるゆる劇場と私と運命

2017年9月の終わりのことである。

 

私は人生を一生懸命考えるのに疲れており、畳の上でじっと座っていた。

 

夫も私も無職だし、ブログの収入は月100円しかないし、それなのになぜか妊娠しているし、今後の収入源とか暮らす場所とか、子育ての不安とか考えるべき色んな事象はある。考えているだけでは何も変わらないのだ。それはわかっている。

 

私はただぼんやりと、死んだ魚の眼をしてスマホを眺めていた。

 

なぜだったのだろう。

 

そのとき、急になにかが自分の中で立ち上って来た。

そういえば…

 

昔、「ゆるゆるなんとか」っていう、変なゲームあったよなあ。

あれ、大好きだったんだよなあ。

 

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ロボットと書いて(くちぼっと)と読ませる、四角いキャラ。

女優志望のアラサーパンダ。

コンドームが全体ボディを形成しているゴムーン。

 

設定はきもちわるいのに、イラストがものすごい可愛いギャップ。さらにこのゆるさで、ミニゲームなどではなく、私の大好きな冒険RPGであった。

 

当時の小泉首相を模したポイズミ首相など小ネタも心くすぐった。

あのシュールさ、あの遊び心、あのゆるさ、よかったよなあ。

 

 

そんなことをこのタイミングで思い出したのは、運命としか言いようがない。

 

軽い気持ちでtwitterを検索すると、なんとゆるゆる劇場が復活するらしいという投稿を発見。

しかも、あと1週間と迫った10月はじめにリリースするという。

 

私の心は踊った。

夫婦そろって無職であることも忘れ、twitterで同じくゆるゆる劇場愛好家の人々の歓喜の声にいちいちうなずき、プロデューサーの投稿を逐一読み、リリースの日を心待ちにした。

 

ゆるゆる劇場クラシック

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時は10月某日。

ゆるゆる劇場は7年の時を経て、スマホ版アプリでダウンロードを開始した。

そして出てくるのがこの画面である。

 

なんだこのファンシーなトップ画像は…ブリブリしてやがるぜ…と気難しいジジイのような気持ちで私はつぶやいた。

 

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新しく遊べるようになった「ゆるゆる劇場クラシック」は、有料ゲームである。

第1弾は、250円。

現在は1〜3まで遊べるようになっており、好評ならば売り上げを使って新作を制作してくれる(かもしれない)。

 

内容は、ガラケー時代のゲームを復活させたものだいたいそのままである。

 

 

 ゆるゆる劇場1のストーリー

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女優志望、29歳の主人公あかまるは、「やわらかいゴミ」を毎朝出し忘れてしまうという、女優として致命的な弱点を抱えていた。

彼女の部屋は今にもやわらかいゴミでいっぱいになりかけており、悩んでいたのである。

 

そんなとき、ゴムーンから「弱点を克服できる飴があるらしい」という情報がもたらされる。

彼女はゴムーンと口ボットとともに、ヘワイを目指すことになる。。

 

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ゴムーンのウザさも健在である。

このパクパク動く口元がうざくてきもくて、たまらない。

 

イラスト

絵もなぜかガラケー時代のドット絵そのままのレトロ仕様である。

そこまで再現しなくても…と思ったが、制作費の都合上ということのようだ。

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私がこの世でもっとも好きなキャラクターのひとつ、モカちゃんも元気そうである!

可愛いので沢山スクリーンショットを撮った。最高にインスタ映えするであろう!

 

なお、私はインスタグラムはやっていない。

 

操作方法

画面の下に黒っぽいスペースが表示されているが、これは決定ボタンである。上下左右の移動は通常の指スクロールで行い、決定はこの奇妙な黒いポッチを押す。

 

はじめなかなか慣れなくてイライラするまでが1段階である。慣れればOK。

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そして音楽

ゆるゆる劇場で最高なのは、音楽であるといっても過言ではない。

 

独特のBGMを聞いていると、色んなことがどうでもよくなってくる。

文字にあらわすと、ターーーーラーーララーという感じである。我らボヤボヤ冒険しようぜ、という気持ちになる。

 

冒険が終わったときのエンディングテーマは実はエモくできていて、ゆるゆる劇場の真髄といってもいい。チャらくてゆるくて可愛くてどうしようもなくて、でもわたしたち真剣に生きてるの、そういうメッセージである。

このギャップこそがゆるゆる劇場だ。

 

注意事項

このゆるゆる劇場は、ユーモアが命のストーリーである。

 

冒険途中、地震が起こり、カジュアルに街が壊滅するようなことがある。

 

元のストーリーは7年前にできたものだ。2011年の東北の大震災があった後ではこういうゲームは作れなかっただろうなあ、と思う。

 

ゲームはゲーム、と割り切れる人は問題なく楽しめるであろう。

ただカジュアルに街が壊滅することのあるゲームということは理解しておいた方が良い。

 

感想

さて…ゆるゆる劇場1、あっという間にクリアしてしまった。

それは決して私が24時間働いていない暇人だからではなく、ゆるゆる劇場があまりに強烈で、7年前に遊んでいたときの記憶が鮮明だからである。

 

ストーリーは7年前のものそのままなので、元々の愛好者としては、少しさみしい。

最近の政治情勢や日本の文化やインスタグラムなどについてゴムーンのぼやきを聞いてみたいものである。

 

おまけ(ちょっとネタバレ)〜ゆるゆる劇場クラシック1でへワイに別荘買ってみた〜

 

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7年前、私にはやり残したことがあった。

南国へワイには、あかまるたちが入れない場所がある。

 

そこの管理人は言うのである。

「この先のプライベートビーチは、ただいま売地になっているネット…」

 

…プライベートビーチ!

現実世界では3回くらい生まれ変わらないと叶わなそうな夢である。

これが、今ならたったの9999メミで手に入るのだという。

メミというのはこの世界の通貨であり、その辺の木になっている虫である。

 

われわれは決意した。

どれほど歩き回っても、

縄跳びをしてでも、

 

絶対に手に入れてみせる。

 

 

…あれから1週間の時が経った…

 

わたしの手が極早生みかんの食べすぎで黄色くなりはじめた頃、

財布には9999メミがたまった。

 

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ついに我々は地主となったのだ。

わあい!わあい!地主だあ! 

 

しかし喜びもつかの間、管理人はさらに甘い文句をささやいた…

 

 

「9999メミ払って、別荘を建てるネット?」 

  

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別荘建てられんのかーい!

 

あかまるは悩んだ。女優としての人生と、にわかセレブとしての夢。

しきりに勧めてくるゴムーンの励ましもあり、あかまるは決意した。

 

「ぜったいに別荘を建ててやるまる!」

(※ストーリーは想像です)

 

雨の日も、風の強い日も。

ゴムーンとケンカした日も、ロボットが壊れた日も。

舞台で唇をかみしめながら小さな赤ん坊の役を演じた日も…。

 

あかまるは努力の末、9999メミを手に入れた。

 

そして、別荘を建てたのである!

 

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 感動の瞬間である。

 

しかし…

 

まだこのストーリーには続きがあった。

このオチは、さすがにこのブログで公開するのはためらわれる。

 

ぜひ、楽しみに別荘を建ててほしいと思う。

 

 

ダウンロード

ダウンロードと、配信元の泣かせるメッセージはこちらから。

 

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ゆるゆる劇場クラシック

ゆるゆる劇場クラシック

  • KAERUPANDA INC.
  • ゲーム
  • ¥250