ゆりおろぐLIFE

エッセイと日々の活動。

歯医者への呪い①

昨日から、歯医者を呪っている。

 

4日前歯医者に行き、全然痛くもなかった虫歯を「是非に」というから治療して、アレレソレレと言う間に頬がブオッっと腫れてしびれて動かない。いま何者かが私の左頬を触ってきても、私は感知できないだろう。数百の蚊がこれ幸いと殺到してきたとしても、私は感じないまま赤子に乳をやっているだろう。

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どうにかしてと歯医者に再来院するも、「細菌感染か、それか神経痛めちゃったかもね。抗生剤を飲んでよくならなかったら、神経抜こうか」と言われて寒気がした。この先生は、常日頃から「歯が痛い」と訴えると、「じゃあおしっこいこうか」というようなノリで「神経抜こうか」と言う人なのだ。

 

どうかどうか神様私の頬をなおしてください。私に顔を返してください。神経を奪わないでください。

祈り続けて丸2日、片頬はこぶとりじいさんのように腫れてしびれて泣いている。

 

頬だけではなく、唇が痺れ、顎までしびれている。明日には鼻やまゆげまで麻痺しているかもしれない。抗生剤も効いていない。全く仕事をしない。

ということはなるほど「神経痛めちゃったかも」の方だ。歯医者。にくい。今日1日存分に絶望していた。

 

憎い。この歯医者に決めた自分がにくい。絶賛コメントだらけの病院口コミサイトのふてえやつらが憎い。そもそも歯を磨くのを怠っていた自分が憎い。顔がこぶとりじいさんじゃないやつらがにくい。

 

水曜日の夕方

顔が痺れていると何にもやる気がしない。かといって菓子を食べたりごろごろしたりする気にもなれなくて、赤子を風呂に入れたり乳をやったりするのをさぼるわけにもいかなくて、生気8割カットの心身を奮い立たせて世話をした。隙をみて、この世の終わりみたいな音楽をずっと聞いている。

 

明日、別の歯医者に行く予定。