ゆりおろぐLIFE

エッセイと日々の活動。

夫婦2人で無職だった

1年半にわたる夫の就職活動がついに終わりそうだ。

(ほぼ)決まったのは、夫の希望していた仕事とは全然ちがう業種の、全然違う職種だ。

 

ただし家から驚異的に近く、通勤時間が徒歩3分という、ワークライフバランスのおばけみたいな場所にある。

毎日夜中の1時に帰宅していた頃のことを考えると、それよりはぐっといいかなという感じ。

 

gotoyuri.hateblo.jp

 

夫と、私と、あかんぼう。

 

妊娠した時から、出産後6ヶ月までずっと一緒にいた。

仕事を辞めて毎日家にいるようになって、うっとおしいなあと思ったり、激しく喧嘩をしたり、衝突が多かったけれど、最近はお互いのことを信頼できるようになっていた。

 

家事と育児を協力しあって、「いいパートナー」という感じになってきた…矢先のことだ。

 

これからは、私が育児も家事もこなさなきゃならない。めんどくさいなあ、大変だなあ、さびしいなあ。

 

本当は私以上に赤ん坊と一緒にいるのが好きな夫のことを考えるとつらい。

 

3人でいっしょにいてぇ、ひっく、たのしかったよぉ、とたまらず泣いてしまった。

死ぬわけでもないのに泣いた。この夏の思い出を振り返り、「どうしても家族でSlackをやりたい」と言い出した夫に付き合って、夏のお出かけの計画をslackで話し合った、平日にイケアに行った、プログラミングを夫に教わった、交代で勉強時間を確保した、毎日一緒に甘いコーヒーを飲んだ。

 

活発すぎる赤ん坊に2人で頭を抱え、新生児のくせにうんこが臭いことについて分かち合い、肌の弱い赤ん坊を何度も遠い皮膚科に連れて行き。

ベビーグッズを一緒に選び、ベビーマッサージから赤ちゃん広場までみんな一緒に通った、それぞれが撮った最高に可愛い赤ん坊の写真を自慢しあった…

 

貧乏くさい、地味な2人の、キラキラした思い出よ。

 

夫婦2人で無職で、それなのに子供を産んで、先が見えなくて不安がいつもあったけれど、一緒に過ごせて良かったなあ。

産後の夫婦一緒の生活、みんなにすすめたいよ。