ゆりおろぐLIFE

エッセイと日々の活動。

エロ画像制作の仕事の断り方

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目下就職活動中、Web制作の求人に応募している。

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●大量募集中!!

●Web制作スタッフ。photoshop使用。未経験者も歓迎!!社員多用あり。

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先日、そんな感じの、時給もなかなかよい条件の求人を見つけた。

 

大量募集だし、受かるかも。

 

選考に落ちまくっていた私は少し弱っていたのだと思う。なにか変だ、なにか足りないという印象はあったのだが、

 

「Web制作」「画像作成」との記載があったので、応募してみた。とにかく受かりたい、私は働きたいのである。

 

 

応募後すぐに連絡があった。

 

数日後、私は都心に向かっていた。

 

自宅から1時間強。夕飯の下ごしらえをして、勉強をしてから、急いで電車に乗った。

久しぶりの電車は混んでいて、移動はとても長く感じた。

 

到着したのは、ごく普通のビルだった。

 

ポストの社名がほとんど消えかかっていることが気になったものの、通り過ぎてエレベーターに乗りこんだ。

 

会社に入ると、

「こんにちは」と社員の人が声をかけてくれた。爽やかな男性である。「こちらへどうぞ」

 

「早く着きすぎちゃって、すみません」「いえいえ…」

面接場所に案内され、しばし待機となった。

 

そう…

考えてみれば…

 

おかしなサインはこの時点であった。

 

待合室に置かれた、マグカップ。女の子の写真がべたべた載った、どぎついデザインの。

 

私はそれをみながら思った。

 

(まあ、趣味は人それぞれだしな。)

 

 

ーそして、採用担当の人がやってきた。

 

おじさん「アナタはこれができるんですね、趣味でやってるの?画像の方やってもらおうかな。ところで、

 

うちはアダルト色あるんだけど、大丈夫ですか?」

 

 

私「……………どんな感じのですか」

 

おじさん「こういうのなんだけど(webサイトを見せる)」

 

webサイト「

おんなのこ!お!んなのこ!ぴんく!はだかのおんなのこ!おっぱい!」

 

…ここから記憶は途切れ途切れである…

私は桃色ベースに裸体の並んだweb画像一覧を見せられ、

「こういう感じなんですけど、抵抗ありますか?」という問いにコンマ1秒にて

「抵抗あります」

と答えたのであった。

 

「えっ…じゃあ辞退ということですか」

「はい」

 

「そんなにどぎついやつじゃないんですけど…」

 

「結構です」

知ってる、こういう画像は沢山のニーズがあるんだって知ってる。だからお金も儲かる時給もよい、スキルだって必要だ、

 

しかし私は、毎日知らん女の子のきわどい写真、あざとい写真、おっぱいの写真なんかを切り抜いて加工して、「ふわふわおっぱい」とか「ぷるんぷるん」とか書かなきゃいけない仕事するのそれは無理、

 

ちょっと考えてみよう私がやるの?この顔で?ワタシガコノカオデツクルトオモウノカ。無理、むりすぎる。キャラ的にむりがありすぎる。ネタにはなるかもしれないけどそこまでの濃さ要らないから。

 

あと子どもになんて言えば良いの。「ママのお仕事なにしてるの?」って小学校の授業の課題で聞かれたらなんて答えるの。

「画像制作だよ」あ答えられた ワァよかったァ

 

 

「ここで働くということは毎日こういった画像を見て生活するということになるので、それは別にしたくないので結構です」

 

そのようなことを言って席を立った。

 

「それは…すみませんわざわざ来ていただいて」

私は全体的にテカテカのおじさんの顔を見ながら思った。

 

(交通費💢)

 

 

そして帰途に着いたのであった…

 

まとめ

改めて、求人情報をみてみる。

 

事業内容が、全く具体的に書いていない。コンテンツの話が全然出てこない。

企業サイトを読んでもよくわからない。

こういった特徴のある求人は、もうアダルトだと思った方がよいのだと思う。よくわからなかったら、面接の打診があってもまず内容を問い合わせることにしようと決めた。

 

そして言いたいことがある。

 

アダルト色のあるweb作っているのは別によいと思うんだ

でも、それを隠して求人だすのはとてもよくない。堂々と書け。別にいいじゃないかエロ画像つくる仕事だって、私はやらないが別にいいじゃないか。自分の仕事に誇りを持て。誇りを持って堂々と人を探せ。

 

現場からは以上です...