やっと整った!片付けられない大人のための片付け本との向き合い方。『おさよさんの無理なくつづく家事ぐせ』
一昨日久しぶりに文章を書いたら元気が出て、元気が出たら部屋の汚いことが気になってきて、朝から片付けに没頭していた。
断捨離しても片付けられるようにはならなかった
遡ること、2年前。物が多すぎたので、断捨離を実行した。夫の20年分のものも捨てた。謎のぬいぐるみや謎のDVDや謎のコード類も処分した。そうして物の量はましになったはずなのに、一向に部屋はきれいでない。
苦手だ。片付けが苦手だ。「物が減れば部屋は綺麗になる」と言う人も多いけれど、私は違った。
物の量が減る=物が整頓される ではないのだ。
私は、「物を元に戻す」という習慣が身についていないし、物の定位置が決まっていない。どこにどう収納すべきかわからない。やってみても気づくとぐちゃっとなっていて、急いでいる時などにごちゃっとしたところからわちゃっと抜き出したりするものだから、見た目が汚い。
どうしようわからないよ〜と言っているうちに、新しく買い直したりする始末。
残念!
残念な大人です。
でも、綺麗な部屋に憧れている。こんな本も読んじゃう。
ホテルみたいな、シンプルでモダンなお部屋。
私が実現したいお部屋のイメージはこうだ。
思いついた時さっとテーブルでパソコンを開く。
片手にコーヒー。テーブルには小さな花。他に物は置いておらず、カフェのような心の静けさで作業に集中できる。それだけでいい。そんな空間が自分の部屋だったらどんなにいいだろう。
遠い。あまりに遠い。
この部屋のテーブルには、花がない。代わりにティッシュや菓子や薬や菓子。クレヨンにタッパー、定位置のない迷子のものが山盛り集まっている。
こんまり先生の本はもちろん何度も読んだ。ときめき断捨離も実施している。こんまり先生は大好きなのだが、「ときめく物だけ残れば自然と物は収まっていく」「収納の達人にはならないでください」というような言葉があり、あまり収納法には触れられていない。
こんまり先生は、自分の感性を大事にした物の選び方や暮らしのイメージの仕方を教えてくれたが、私はたぶん、こんまり先生の想定以上に、
片付けができない。
物の整頓の仕方が、わからない。
同じ間取りの知人の部屋をみて、圧倒的に片付いているのをみて、これはだめだ私は収納の基本的なスキルを勉強しなければと思った。
大人のための整理整頓の本は売ってない?
本を探した。「整理整頓できない大人のための本」だ。整理整頓の基本スキルと、素敵なインテリアとの実現。それを叶えてくれる本。
結論から言って、「子どものための片付けができる本」はいくつかあった。「大人になって困らないための…」本はあった。すでに大人になってしまい、片付けができなくて途方に暮れている大人は何を読めばいいのかわからない。
そうして、以前に買った『おさよさんの無理なくつづく家事ぐせ』を取り出してみた。
かんたんお洒落な収納術がいっぱい
元々は家事が苦手で嫌いで買った本だったが、おさよさんの家のあちこちの収納をみているうちに楽しそうと思えてきた。写真がたくさんあり、たとえば「化粧品はどう収納したらいいか」「洗剤はどうするか」とふと思ったときに開く。
ネットで「化粧品 収納」と検索するより、シンプルですぐ真似できる方法を見つけることができる。おさよさんちはびっくりするほどシンプルぴかぴか、清潔でおしゃれで快適そう。
大体の収納グッズには100均や無印を使っていて、どこで買ったかも明記されているので即日で真似できる超親切仕様。ありがとうしかない。
個性よりまずは機能性と清潔感
おさよさんの真似をして、引き出しを整理してみた。ダイソーで仕切れるケース2つ買って、ついでに溜め込んでいたレシートやいらない名刺やもう使わない化粧品を処分して。
驚いた。
誰のひきだしかわからないくらい整った。
これは誰のひきだしですか?と日に何度も思う。
それくらいきれい。
ちゃんと仕切れば、物は倒れない。倒れないからすぐにものを探し出せる。ごちゃごちゃ探し回らないから、散らかることはない。
10日たったが、引き出しは綺麗なままだ。今までの、最高記録を更新している!!
仕切る。取り出しやすい仕組み。これが綺麗が続く秘訣か!
反省した。
思い返せば、今まで、片付けができなかった原因として、
・「自分の個性を表現したい」という思い
・「できるだけ、収納場所の高さいっぱいまで有効活用したい」という思い
が強かった気がする。
結果として、「使いにくいが可愛いカゴ」が部屋には溢れ、物はすぐに倒れたり混ざったりして探しにくくなっていた。片付けても片付けても3日も空けずに元どおりである。
まずは、取り出しやすく清潔を保つ仕組み。それが大事だと思った。おさよさんのインテリアはシンプルだ。無機質に近いかもしれない。
でもこれでいいという気がしている。まずは背景は白から始めるというようなことだ。その基本を押さえた上で、散らかりにくい部屋を作った上で、お気に入りの絵やぬいぐるみやインテリアが映えるというものではないか。
片付け本を何冊も買うより、己の頭で考えよ
よかったな〜おさよさん。写真がいっぱいで実例を教えてくれるだけで押し付けがましくなく、こちらが真似したいところを勝手に真似しやすい。
とりあえず引き出し、玄関、洗剤類は整った!うむ!
↑整理した玄関。シンプルだが整いました。無印のファイルボックスを思い切って取り入れたら毎日みてハッピーな場所になった。
本を読んでから、「物の定位置を決める」ことや、「自分たちの活動に合った置き場を作る」というのが難しくも快感である。お風呂で眼鏡取るから置き場所をつくろうとか、新聞を郵便受けからとって読むまでの場所が必要だよなとか。
片付けって頭使うよなあ。
くだんのおさよさんは、色々本出しているようだ。家事ぐせでも十分よかったが、収納に特化した本も読んでみたい。
ともあれ、結局は、「いい片付け本を買う」ことよりも、「絶対に、なんとかしてやるるぜ!」って気合いと、自分の生活を見直すこと。物をどう置くか、時間をとって考えることが大事だと痛感している。おさよさんの本を読んで、たとえば綺麗な引き出しをイメージする。仕切りを買う。整っていく。
下手だが、すこしずつ成功体験を積んでいきたい。